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深みのある独特な朱色を基調とする「無名異焼」。昨年10月、国の伝統的工芸品に指定された島の陶芸は、佐渡金山などから産出された「無名異土」が使われ、世界遺産に登録された「佐渡島の金山」と深いつながりがあります。そんな 唯一無二の焼き物の歴史や魅力、そして時代にマッチした新たな挑戦を 探るため、佐渡市金井地区の窯元を訪ねました。

伝統継承と新たな挑戦 世界へ羽ばたく無名異焼

 「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録 されて以来、観光客は増加し、島は活気 づいている。 約20人のメンバーが相川市街地・金山周辺の名所旧跡を案内する「佐渡 相川ふれあいガイド」会長の斎藤本恭 さん(72)も「県外ナンバーの車が目立ち、これまで佐渡を訪れたことのない人が来るようになった」と登録の効果を肌で感じている。会では「北沢浮遊選鉱場散策」「佐渡奉行所周辺散策」など定番の6コースのほか、観光客のニーズや滞在時間に合わせ、さまざまなスポットを巡っている。「入念に下調べをしてきた人もいれば、そうでない人もいる。お客さんの興味や知識の深さによって、話す内容も変えていく」。観光客に佐渡の歴史を知ってもらい、いかに満足してもらえるか。「そこがガイドの腕の見せどころ」と斎藤さんは力を込める。  

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国三窯

渡辺 陶三(わたなべ  とうぞう)さん

江戸時代後期に開窯した「国三窯」の四代目。多治見工高(岐阜県)窯業科を卒業後、千葉県の陶芸作家、宮之原謙氏に弟子入りし、研さんを積む。「土の良さを見つけ出す」ことをモットーに、70年近く作品を作り続けている。

 無名異焼の歴史は江戸時代後期の 文政2(1819)年にさかのぼる。その起源は酸化鉄を含む佐渡金山の赤土を使った楽焼。より堅固な本焼を経て明治時代、中国の朱泥焼に習った高温焼成の技術が完成し、現代まで脈々と受け継がれている。なぜ佐渡で無名異焼が生まれ、発展したのか―。国三窯の渡辺陶三さん(85)によれば、「まとまった量の赤土が取れた上、金を精製する高温焼成の耐火技術があった」ことが大きい。金山で栄えた「佐渡ならでは焼き物」と力を 込める。

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 粒子の細かい希少な無名異土と沢根地区の粘土を混ぜて作る無名異焼は、 焼くと3割ほど収縮。釉薬を使わなくても水漏れしない。たたくと金属のような音を出すのも特徴の一つ。陶三さんは急須や茶わんを手に「使い込むほどにつやが出てくる」とその魅力を強調する。

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国三窯

渡辺 民和子(わたなべ  みわこ)さん

京都の短大で陶芸を学び、25歳で島へUターン。父を手伝う傍ら、夫の宏和さん(55)とともに陶工房「弥七郎」(現876pottery)を開き、無名異焼以外の作品も手掛ける。2020年にはオンラインショップ「876(やしちろう)」も開設した。

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 ただ、無名異焼の需要は、佐渡への観光客が減るにつれて減少したという。 後継者問題などもあり、40年ほど前に約40軒あった窯元は現在、11軒まで減った。それだけに金山の世界遺産登録に続く、国の伝統的工芸品指定の効果に期待する関係者は少なくない。 一方、娘の民和子さん(56)は無名異焼の伝統を守りながらも、ネコなどの動物をモチーフにしたオブジェやアクセサリー、ピアスなど若い世代を意識した作品を手掛けている。そこには、「もっと気軽に無名異焼に触れて、そのよさを知ってもらいたい」という強い思いがある。

 茶器や食器についても、その思いは変わらない。例えばスペインの盃「クンカ」。鉄分を含む無名異焼は飲み物がまろやかになるとされるが、「ワインのとげとげしさが取れ、香りがよくなる」と民和子さん。レストランなどで使うおしゃれなプレートもお薦めだ。

 近年、アジアやヨーロッパ、米国など海外から国三窯を訪れる観光客は珍しくない。陶三さんの父が作った急須を 求め、香港から来たコレクターもいた。 日本のわびさびの精神を体現する佐渡の伝統陶芸は島から全国、そして世界へ羽ばたいていく。「今がPRのチャンス」と目を輝かす民和子さん。親子ともども、創作意欲は尽きない。

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