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県内5小学校の児童がオンライン参加し、佐渡金銀山の学習成果を発表した「子どもサミット」

 佐渡金銀山の世界遺産登録を後押ししようと、県内の小学生が佐渡の魅力を語り合う「子どもサミット2021」(佐渡を世界遺産にする会など主催)が2021年12月5日、オンラインで開かれた。新潟市中央区の新潟日報メディアシップ分館「メディアプラス」をメイン会場に、県内5小学校の児童約70人がオンラインで参加。修学旅行や日々の学習で学んだ成果を発表し「佐渡の魅力を世界に発信し、未来に受け継ごう」と力強く宣言した。

誇りの島 未来へ伝える

 黒川小(胎内市)は、修学旅行で相川金銀山を訪れた。昔の人たちが力を合わせ、根気強く金を掘ったという坑道を歩き、「大変さが伝わった」と語った。江戸時代、佐渡で造られた小判が貿易を通じて世界へ運ばれたと説明。「佐渡の金が、世界の交易に使われていたことをアピールすれば、世界遺産になれる」と提案した。

 

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動画で発表された佐渡市の伝統芸能「小獅子舞」

 地元佐渡の学校として、日頃から金山について学んできたという両津小(佐渡市)は、江戸時代の鉱山町の面影を残す京町通りや、国指定の文化財「時鐘楼(じしょうろう)」などを紹介。「すごいものがたくさんあってびっくりする」と声を弾ませた。

 「佐渡には金山だけでなく、たくさんの魅力がある」と発表した小学校も。中野山小(新潟市東区)は、佐渡が海の幸、山の幸に恵まれ、ミカンや柿などの果物も採れることを紹介し、「たくさんの人に味わってもらいたい」とPRした。広神西小(魚沼市)は、たらい舟やイカ裂きなどを修学旅行で体験。「漁で利用していたものを観光に生かすアイデアが素晴らしい」と感心していた。

 佐渡の歴史と文化、自然を守る取り組みを学び「自分たちの地域の遺産は何か」を考え、発表した学校もあった。国府小(上越市)は、学校伝統の相撲行事や、校区内にある五智国分寺を紹介。「歴史を知るほど、みんなで守りたい気持ちが生まれた」と述べた。

 コーディネーターを務めた「佐渡を世界遺産にする会」の庄山忠彦事務局長が「佐渡金銀山を世界遺産にするためのアイデアは」と問うと、各校の児童たちは「パンフレットを作ってPRする」「ホームページにもパンフレットを掲載する」などと元気よく答えた。

 また、佐渡市小木町の小獅子舞保存会が、江戸時代から伝わる伝統の舞を動画で披露。笛と歌に合わせ、3匹の獅子が首から下げた太鼓を打ちながら踊った。

 サミット終了後、両津小の小林翠さん(12)は「佐渡のために、たくさんの人がアイデアを考えてくれてうれしい。みんなが佐渡を誇りに思えるようになってほしい」と願った。

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◎ユーチューブで発信を

黒川小(胎内市)

 トキがいる豊かな自然、無名異焼など受け継がれてきた技術や伝統、そして佐渡金銀山の遺跡と佐渡の魅力は盛りだくさんです。これらを動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で発信してみてはどうでしょう。大勢の人に佐渡の魅力や金銀山の世界遺産登録への取り組みを知ってもらえると思います。

 佐渡の魅力を知ることは、私たちのふるさとの魅力や素晴らしさを再確認することにもつながりました。佐渡の皆さんに負けないよう胎内市の魅力を発信し、大切な自然や伝統行事を守り、伝えていきたいです。

参加校の発表

◎漫画でPRする方法も

両津小(佐渡市)

◎キャラ作成ぜひ使って

中野山小(新潟市東区)

 昔の坑道を見学してみて、金を掘り出すのは難しく大変な仕事だったのだなと思い、人はすごい力を持っていると感じました。佐渡金銀山に関わった人たちの苦労や願いを、ぜひ世界に広めてほしいです。

 佐渡の人はとても親切で温かく、修学旅行は最高の思い出になりました。たくさんの人に佐渡の魅力を伝えるため、私たちは「きんちゃん」というキャラクターを作りました。髪は金色と山の緑色で、目の中の光を佐渡の島の形にしました。お土産やポスターなど、いろいろな場所で使ってもらいたいと思います。

 佐渡最古の砂金山である西三川砂金山や、相川金銀山の鉱山町にある京町通りなどを修学旅行で訪れました。約千年前から、佐渡で金が採れていたという記録があると知り、びっくりしました。

 世界遺産登録に向けて、自分たちに何ができるかを考えました。PR動画を作ったり、ポスターを貼ったりすれば、佐渡の魅力を発信できると思います。また、世界遺産をテーマにした漫画を描くのも良いと思います。小さなことでも、自分たちにできることをして、佐渡の魅力を未来へ受け継いでいきたいです。

◎旧三国街道通じ身近に

広神西小(魚沼市)

◎ふるさとの歴史再認識

国府小(上越市)

 修学旅行で佐渡金銀山を訪れ、江戸時代に金を採掘していた坑道を見学しました。暗い中での作業は、とても大変だったと思いますが、そのおかげでたくさんの金が採れ、江戸幕府の財政を支えることができました。佐渡金銀山が、歴史の中で非常に重要な役割を担っていたと知り、世界遺産になってほしいという思いが強まりました。

 魚沼市には、旧三国街道があります。江戸時代、佐渡金銀山の開発に伴い、幕府が佐渡と江戸を結ぶ街道として利用したそうです。遠い佐渡が、身近に感じられる思いがしました。

 修学旅行で佐渡を訪れました。金銀山での砂金採り体験などを通じ、昔の人の暮らしを知ることができました。海に行ったり、郷土料理を味わったりしたほか、伝統芸能の鬼太鼓を見学しました。佐渡では、歴史や文化、自然を残そうという取り組みがあることを、学ぶことができました。

 私たちの地域にも歴史や文化、自然があります。国府小には、伝統の相撲行事と9本の大きな松があります。学校の周りには、五智国分寺や直江津の海、加賀街道があります。私たちも、これらの「遺産」を守っていきたいです。

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